とうしょうぐう

 関西の日光と呼ばれ、朱塗りの壮麗な本殿と楼門は国の重要文化財に指定される江戸初期の代表的建築物で、権現造りとなっています。
 元和7年(1621)初代紀州藩主の頼宣公が父家康公を祀るために創建したもので、名匠、左甚五郎作の欄間、のべ200人が5年がかりで塗ったといわれる本漆塗りの廊下、狩野・土佐両派による豪華な絵や、狩野探幽作のふすま絵など文化財の宝庫です。
 昼なお暗く、樹木が生い茂る参道には紀州特有の青石が敷かれ、侍坂と呼ばれる108段の急な石段は、頼宣公が武士たちを指揮して石を運ばせたところからこの名が付いたと言われています。
 また、ここでは権現猿が開運と商売の神として信仰されています。


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